大学卒業旅行として参加したトロント短期語学留学体験談

初海外!大学卒業旅行として参加したトロント短期語学留学

大学の卒業旅行として、旅行代理店主催の2週間の短期語学留学に行きました。
初めての海外旅行でも、観光だけでなくどうせなら英語も勉強したい、ホームステイで現地の人の生活も見てみたい!と思って語学留学を選びました。

 

自分のこと、日本のことって意外と話せない!と感じた

語学学校では20人程度のクラスのうち、1/3が日本人、1/3が中国or韓国人、1/3が南米系という構成でした。講師が話すのは全て英語だし、テキストも英語。
文法を勉強する授業もありましたが、授業の大半は「○○について話そう」というものでした。
自分の趣味、将来の夢、自分が住んでいる国について等々、たくさんのことを発表しあいます。
一番印象に残っているのが、「自分の国の伝統的な結婚式について」というもの。このときは同じ国のクラスメイト同士でペアとなり、他のクラスメートに見せる絵を描きながら、話す内容を詰めていきました。
神前結婚式で、キリスト教でいう牧師さんに当たる人が新郎新婦の前でシャッシャッと振るあの白い紙の束みたいなの何だっけ?とクラスメートと頭を悩ませました。他国のクラスメートにわかってもらえる絵を描くのもひと苦労。

 

英語以上に色々と学べたトロントでの短期留学経験

授業以外でもクラスメートと話す機会はあります。私より年上の韓国人男性から「婚約者がいたけれど兵役に行っている間に彼女は他の人と結婚してしまった」という話を聞きました。韓国での兵役義務は知っていましたが、実際に行った人に会ったのは初めてで、何と返事をしていいか困りました。
そして、戦争・平和について自分は何も考えていないことに初めて気がついたし、「日本では兵役ではなく自衛隊というものがある」ということも、結局うまく話せませんでした。
英語を話す技術を身につける前に、自分のこと、自国のことをよく考え、人に話す姿勢を持っていないと海外での交流は難しいものだと思い知った2週間でした。

T.Tさん 留学先:カナダ、トロント 1999年


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